コレクション: フレンチ

フランス料理(フランスりょうり)は、16世紀にトスカーナ地方の料理の影響を受け、フランス王国の宮廷料理として発達した献立の総称。ソースの体系が高度に発達していることが特徴で、各国で外交儀礼時の正餐として採用されることが多い。
狭義としては、こうした正餐に用いる厳格な作法にのっとったオートキュイジーヌと呼ばれる料理を指す。もちろんフランスの各地方には一般庶民に親しまれている特徴ある郷土料理が数多くあり、広義には高級料理だけでなくこうしたフランスの伝統料理全般も含める。
フランス語では「la cuisine francaise(ラ・キュイズィーヌ・フランセーズ)」と呼ぶ。日本でフランス料理を「フレンチ」と呼ぶ場合があるが、英語では「French cuisine(フレンチ・クィズィーン)」と呼ぶことが多く、「料理」を意味する名詞「クィズィーン」[1]を省略する習慣は口語以外ではあまりない。
「フランスの美食術」は、2010年にユネスコの無形文化遺産に登録された。