コレクション: 和食

日本料理(にほんりょうり・にっぽんりょうり)は、日本でなじみの深い食品を用い、その風土の中で発達した伝統的な料理をいう。

日本風、和風の食事。日本食、あるいは洋食に対して和食とも呼ぶ。食品そのものの味を利用し、旬などの季節感を大切にする特徴がある。2013年に「和食」は無形文化遺産に登録された。

広義には日本に由来して日常作り食べている食事を含むが、狭義には精進料理や懐石料理などの一定の形式をふまえたものや、御節料理や彼岸のぼたもち、花見や月見における団子、冬至のカボチャなど伝統的な行事によるものである。

古くは『日本書紀』に料理の記述がある。米や麦、栗(アワ)など穀物をおこわや飯、粥にして食べ、副食には野菜、海藻、魚介類が用いられ、675年に殺生禁止令が出され19世紀の明治時代に肉食が解禁されるまで、主に肉を含まないそうした組み合わせで発展した。比較的新しい日本の料理などは、洋食のように呼ばれており、伝統的な日本料理や和食とするか曖昧である。

日本政府の外国向け「日本食レストラン推奨制度」では、具体的に懐石、寿司、天ぷら、うなぎ、焼き鳥、そば、うどん、丼物、その他伝統の料理を日本食としている。